まなぶへ ロード第一章


まなぶ
『なーどっかにキャッチボールしにいこうよ』
とか、

そんなんがメールの
初対面の 一通目でいい?




君はやさしいから断らない
断らない
断らない
断らない。


だから僕は、 君が断らないぶん 強引な、ことばかり 選ぶ。

そして君はそのとき、すこしいやな気持ちになる
いやな気持ちになる
すこしだけいやな気持ちになる。
だけどきみは、すごい にこにこしてるんだ
けれど君はメールで、僕に一生 即レスをくれない。



街で一番目立つものは何だと思う?

僕は太陽か、鉄塔だと思ってる。




ロード第二章



俺は縦に落ちるカーブを知っている
人差し指を抜いて投げる



つづく