『No.4』

4つにちぎれた


幸福のクローバーをだれか既に死んだ人に持たせて回転させてもらってそれを上から眺める
4つの色が
その色をみたら変わってかわってその色じゃなくなるから
あんまりずっと不思議が続くから一言も喋れなくて


あり得ない、って言って真夜中に何度も起きた
朝になったら何があり得なかったのか忘れてしまったけれど、わかる
指先でなにもないところをなぞれば
すべてのばしょと時間にぼくがいる