金(キム) エピソードⅠ

幹さん、
どうでもいいですけど
高円寺のキャバクラで詩人っていう名刺配りまくるのはやめて下さいよ。
大将二号店で2本目のつくねをほおばりながらキムがつっけんどんに言い放った
どうでもいいけどキム、それ俺のつくねだで
キム、
つくねばっか食う奴はいい詩が書けないよキム
キム
キム





キム。。。













入れたらすぐ出た
極めて感受性が鋭いのだ
これも詩にするんですか? と、大久保のホテルでTVのリモコンをつつきながら女の子がいった
その一行は詩だった
幹さん、わたしの体に詩集を書いてください



俺は朗読をした
俺は上手だった
俺は大抵さいしょはすごく上手だった
でも入れたらすぐ出た