知り合い


知り合いに
有り得ないほど美人でスタイル抜群で
そして
有り得ないほど詩が下手な女性がいて
悩む
彼女はとても詩が好きらしく
ちょくちょくメールで
新作が出来ました!と
詩を送ってくるのだが
一行でも
何かよいところはないかと
必死に探そうとするのだが
本当に有り得ないほど
詩が下手なので
まったく見所がなく
彼女がもう二度と一生詩を書かないと約束してくれるのならば
俺は彼女にプロポーズすることさえ
やぶさかではないと思っているのだが
そんなことを言ってしまったら多分
彼女は俺のことを軽蔑するだろうな、と思う。