詩とファッション
存在Tシャツを考えている
Tシャツじゃなくて特攻服か
背中に
存
在
と刺繍してある
刺繍は高いから本当は刺繍にしたいけれど
フエルトとかそういうものになるかもしれない
俺は俺の服を着たい
俺の服が街に売っていない
背番号0のユニフォームで
読み仮名のところに うちゅう と。
武士が刀をさした所に七夕の葉っぱをさしたい
願い事とともに歩く
阿修羅のように三種類の仮面を後頭部に被り
日本の狐と
アフリカの悪魔と
ヨーロッパの聖者の
額に恋
ポケットから常にスーパーボールが街にあふれ出し
パリコレとか関係ないから
頭のなかの完璧なサウンド
完璧に近い漫画や折り紙やMMOを
俺の脳内から
街に持って帰れないのは
十牛図的に
俺がしょぼいからだ
俺は街に抵抗している
人里はなれた場所や押入れのインターネットがいい
俺は街に抵抗している
みんなに
相互リンクにびびっている