もう一つの土曜日

腹が立っているからため息をつく
スパゲティーをレンヂで温めてパソコンの前で食べる
母と電話
働いてオンライゲームをして寝て
その合間に飯を食い
セックスし
丸を抱えて電車を眺めて
そのことをブログに書く
街で欲情してもやもやする
金の計算をする
情けない威嚇
酒を飲まないと何もおきない
ただ世界に対して受けている
臆病なのだろう
理性が発達した
家族という概念のなかでオナニーをする時に生まれる自分の不調和感にちんぽがしょげる
アダルトビデオはただアダルトビデオ男優とアダルトビデオ女優が仕事をしているだけなのでやはり燃えない
絶対に多分完成させないゲームのアイディアを真剣に練る
ファンタジックなことが好き
たいてい気づくと鼻毛が出ているのだが日々のなかに鼻毛を切る時間を組み込む余裕がない
俺にとって週5働くことと週6働くことは大きな違いなんだが生活に変化はない
笑顔で浜辺から深海へ歩いていく人みたい
おぼれる
手のひらだけ海の上にだす
皮膚呼吸
まわりは見たらみんな暗い海のなかでそうしている
みんな笑ってる
けどなみだが出てる
だとしたら希望は

意味不明な
未知の存在
交換不可能な
証明できないからこそ
信じるに値する
とうめいな、みらい


悪の大ボスなんていないのに
みんながしんどいと思っているなんて
世界は変わるだろうか
やらなければならないことや守らなければならないことを抱えたまま
世界を変えることができるだろうか