Tokyoの側面

昼すぎ、絵里子が鍵をなくし家に入れないという
財布は家のなかで交番で300円借りたと
んー、と思いとりあえず仕事を続行したが
ここはふるさとではないし
気のおける助けてくれる人もすぐ近くにいないんだなと決定し
三時休憩であがらせてもらい久喜を発った
五時に家につくと暗い玄関のまえで丸を抱っこしてうずくまっている絵里子がいた
丸は寝ていた
俺は俺たち人類が何を進化したのか
本当のauの庭はどこにあるか
自民党民主党の争いというのは俺たちの何を助けてくれるか
俺が東京にいる意味とは何か
そういうことを考えた。