父子日記

丸と図書館へ行ってから公園へ
公園のあちこちのテーブルにお母さんたちがいて雑談をしている
子どもたちも皆知り合いのようだ
こっちと向うから丸太の上を歩いてきて出会ったところでジャンケン
負けたら元に戻ってまた丸太を昇ってきて出会ったところでジャンケンをしている子どもたちの中に勝手にはいる丸を
少し遠くから見ている俺
子どもたちに「入ってこないでー」と怒られ一旦退くが
再度チャレンジする丸
また怒られたのか一人、丸太の下で子どもたちを見つめる丸
そのうち丸が一人でジャンケンしだしたので胸が痛く迎えにいった
俺は公園にいる人間すべてを殺してやろうかと思った
絵本の世界なんてうそなんだ
4月から保育園だ そこで友達たちとジャンケンしよう と俺は丸を慰めた
丸は意に返してないようだった
俺は何度も公園を出ようと丸を誘ったが丸はもう少し遊びたいとまた
いろんな子たちのところに走っていく
そのたびに仲間にいれられず見ている俺のほうがどうかしてくる
子どもたちの所属意識もすごいね
親に見習ったのだろう
日本人の協調性は素晴らしいだろうか?
ただ単に、孤立を恐れる間抜けの集まりなんじゃないか?
俺は日本人が美しいとは思わない
俺は丸に二人でレストランに行こうと行って自転車で居酒屋に行った
居酒屋の若いウイトレスたちは丸を大歓迎で迎えた。
パパは丸のことは好きだけどみんなのことは好きじゃないんだよな
二人でポテトを食べた。