車は大型の鉄の機械だ





横断歩道を渡る時などに
車にせっつかれると腹がたつ
車が主人公で、
俺は脇役だろうか
大型の鉄の機械に
威圧されている感じがする



車は
より速く
より遠くへ
俺たちを運んでくれた



だけれどそうして手に入れたものは
一番欲しいものを得られないための
慰めの品ばかりであった




トヨタプリウスを発売し
人々は子供店長と記念写真を撮ってハイブリッド車を購入した
罪をかばい合うように彼らは常に連鎖する