砂丘分散朗読の意図と解釈

夜の鳥取砂丘で、例えば一人の朗読をあとの40数名が聞くというのは
時間的にもしんどいですし、何しろ声を反射させるものが何一つないので
(星と砂と波の音の世界ですから)声が遠くまで通らないのです。
その為少数で、そうつまり鳥取砂丘のなかで小さな朗読会が幾つも開かれていて
僕たちは詩を読みながら或いは聞きながら、砂と星の世界を巡る旅人のようになるのです。