川越

川越市民はおれに挨拶をしない
なぜか?
他人だからだろう
あるいは俺がオレンジレンジみたいじゃないからだ
俺はおれを認めて欲しい、受け入れて欲しいという一心で
駅前ロータリーの中心で俺を認めてくれと叫んだが皆には俺が見えないようなので
もっと目立つためにズボンを脱いで俺を受け入れてくれと叫んだ
こんなに大声を出して目立つ格好をしているのに無視されているようだった
俺は太陽なのか?







虐げられているんじゃなくて
おれが俺を虐げていて
それがせかいに映し出される様子をおれは見ているだけで
だとしたらどうすればい?
いまから5分以内に行動できることでいままでの
三十四年間生きてきた今までいきてきた俺を
突破できるチャンス
今日一日








うちの六ヶ月になる息子は
恐れを知らない
疑いを知らない
俺に似たのか
赤ちゃんは皆そうらしい
なんて素敵なこと
世界中の赤ちゃん
おれたちをそのせかいへ
連れてってくれないか







現場、川越
マンションの定期清掃
昼休みに、川越と本川越をつなぐ商店街のブックオフみたいな古本屋で
COBRAのキャプテンニッポン 298円
POGOのPOGO 198円で購入、素晴らしい!
吉野家豚丼を食ったあと商店街のはずれにある公園のベンチに座っていたら
後ろでホームレスのおじさんが自転車に鍵をさしながら
一つしかねーんだ
一つしかねーんだ
一つしかねーんだ
ってずっと言ってて
多分、鍵が一つしかないからこの鍵で開くはずなんだってことなんだろう
自転車は動かなかった
それから川越は破滅するとか
1000人の警察官が来るとか一人で言ってた
俺は、こいつはホームレスなんかじゃなくて
臭い白痴の乞食だと思いながら午後の仕事に向かった。











マイケルジャクソンは自分専用の遊園地を作って楽しかったろうな
俺も化粧をして
名前を変えて
いままで着てた服と違うのを着て
タクシーに乗って
東京ドームに歌いに行きたい
そん時このブログは消えてる
マノミキとか俺は知らない








マイケルジャクソンは無敵だった
いまも無敵だろう。