純粋職人批判


職人が
一途で
自分の分野のことしか分からず
まわりが見えないために
監督と
土工と雑工が苦労をする
だがたいていの土工は人生にわけがあるものが多く
たいていの雑工は人がいい馬鹿なので
受け入れてしまう
幹君、本当の職人は
一つの分野に精通しながら
すべてを見ているものだよ。
じゃあ本当の雑工についてお前は語れるか
三年後、
監督はボーナスをもらってどこかに去り
雑工は西口で発狂している。