とてつもなく怖い
生きているということが。
自分に
毎秒選択権があるということが恐ろしい


本当は
地面に生えてる
一本一本の草に
やさしくしたいのに。


実家の丸が寝げろを吐いている
絵里が看病をしている合間に俺にメールを打つ
俺は自分に酔っている
あまりにも情けない。
それをキーボードで叩いている
あまりにも情けない
それを人に見てもらおうとしている
あまりにも情けない。


小鳥の名は小島 第二章 -完-