TASKEについて

先日のフライングティーポットでのTASKEのライブはすべて詩の朗読であった
TASKEとはじめて会ったのは多分もう15年以上前、新宿のガード下で
当時はお互いたぶん音楽家だった
京都大学吉田寮で行われたマイアミ主催の2Daysのライブに明け方トリとして出てきたTASKEを見て
俺ははじめて他人のライブで拳を突き上げたりした
それは他人から芸術が発せられることを体感できる歓びだ
昨日はMCなんかで何か昔よりおべんちゃらを使うように感じたが
それはTASKEなりの社会への歩みよりではないかと思う
数多くこなすライブと結びつかない動員とギリギリのパフォーマンスの日々は
どう感じたってしんどい。
だがこれは多分止められない行為なのだ
それでもTASKEがまた次のライブの予定を組もうとする限り影ながら応援したい
昨日朗読された詩は旅情溢れるものだった
これは詩集になるといいんじゃないか?
あるいはもっとウケ?を狙わなくていいのにとも思う。
かつての俳人やなんかも日本全国をうろついたというじゃないか
そういうのとTASKEが重なる
交通網が発達してもあまり関係が無い
失われた現代の旅人というか。