谷底

誰かが誰かとヤる
それを小学一年生の俺は眠ったふりをして過ごす
大人たちの罪悪感により
あてがわれた玩具に喜ぶ
ふりまでまっとうしなくてはならないのだから
子どもも疲れる
本当に自分が
感じていることと
大人たちの
言っていることのあいだで、
一人ぼっちであった。

もしかして誰でも一人ぼっちなのかも知れないね
だけれど街に出て一人ぼっちの友人をさがすのには苦労する
なぜだろう？

父や母を
憎んでいるわけではないが
執着もない

昨日まで
夢中になってやっていたネットゲームをやめる
本当はつまらなかったんだ
本当に、
なんて　つまらないんだろう　
思い返せば、涙が出るほどつまらないゲームだった

何かを見ないふりをする
自分の気持ちに気づかないふりを
その初期衝動を
統合的なシステムの始動を

自分の存在を続行させる為に苦心する
してきた
細胞が死滅していく前に
飛ぶぞ

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それは自業自得だと言うとき
じゃあ一番最初は何なのか？

死は一つの区切りだ
殺すこともそうだ
法律は一つの区切りだ
空気を読まないということも
仲間内のルールを破ること
死んだ先にどうなるのかわからない
人を殺したらどうなるのかわからない
刑務所に入る
悲しむ人がいる
悲しませないために
悲しませないために俺はなにもしないというのか
仕事もしない

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重要な告白をした後に
実は自分が思い悩んでいたことが
そんなに大した問題じゃなかったと
気づく時があって
毎日それがあればいいのに
毎時間、毎秒
あればいい
重要な告白を
勇気より早く
呼吸をするように
重要な告白を

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誰かが誰かと組んで映画を作るようなことがあるだなんて信じられない
みんなすごいね
みんな何してるの?

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また誰か殺される
また誰か自殺している
俺はそもそもの、その根源的なものについて永遠に許さない

超古代

10mか
5mくらい飛べればな
警察に捕まらずに色々なことができる
飽きるまで人を殺してみたい
飽きたらボランティアとかしたくなるかもな
殺す以外のことがあまりにも億劫だ
手間だ
まどろっこしい
とても大目にみれない
俺が生きてきた証を
2つ以上の単語を使うのが疲れた
少なくない割合の男たちが抱く、ヒトラーや世紀の連続殺人犯に対するある種の敬意とは何だろうか？