ハイボールワンストライク

銀杏がきれいだ
自然の移り変わりにウトい俺も春の桜と秋の銀杏には感激してしまう
並木道でその黄金に吸い込まれそうになって、危うく自転車で事故りそうになる


シルバー人材センターの人たちが銀杏の葉を集めポリ袋に詰めているのを見るとある種の違和感に包まれる
銀杏の葉はゴミだろうか?
それは多分、そこが森であればゴミではなく
コンクリートアスファルトの上に積もっていたらゴミというふうになるんだろうし
それは人間が勝手に決めた考え方であろう
集められ、わざわざ焼却炉で燃やされる銀杏の葉たちを見ると、少し不憫に思う。




街角で母親に全否定されている子供を見ると胸が痛む
母と子という関係における、依存と支配については時折考える
多くの現実から逃避する少年や青年を見ると、多々母親の影響を感じる
おたくというのは女性にもてないが、おたくというのは日本の母親によって作られているという気がする
「いっぱい食べる君が好き〜♪」というCMがあるけれど
そんなもんいっぱいだろうが少量だろうが好きなように食べればよいと思う
幸福になるように食べればちょうどいい
女性がつらいのであれば、男性にも要因があり
男性がつらいのであれば、社会全体に要因があろう
そして社会の変革には女性や子供の発想が必要だろう
みんなが世界を変えたい、と思えば世界は変るはずだ
世界を変えたい、なんて大それてる
そんなことを言うのは恥ずかしいだろうか
そうなのであれば俺たちはまた違う原発が爆発するまで、この問題を延期し続けるという選択をしていることにはならないだろうか