4月4日が子どもの誕生日だった
5歳になった
保育園の帰りにタクシーで1メーターでトイザラスへ行った
小枝ちゃんの木のおうちとドラエもんの空気砲と武器盾セットを買った
小枝ちゃんのきのこレストランがあるがほとんど遊んでないじゃないか、と思ったが
まぁ欲しいと思うものを買うという行為を試してみた。
自分が本当に何を欲しいと思っているのか。
それは大人でもなかなか分からない事も多いので、基本的には導いてやることが大切かと思う
欲しいと思っているものを与えても満足しないというケースは多い
情報の波だなんだかんだと言ったって、本当に大事なものはほぼ普遍で変わりがないので
本当はそんなに迷うことはないはずだが。


丸は最近、ドラえもんが好きだ
週に一本はレンタルで借りた映画を見て、先日もエリと最新作を映画館に見に行った
仮面ライダーは日曜の朝に早く起きることが出来ず、最近遠のいている
ブックオフで買ったドラえもんの漫画や、ドラえもんひみつ道具図鑑を真剣に読んでいる丸を見ると
少年のような眼差しをそこに見つけ、少し頼もしい感じがする
子どもが本を読んでいる姿というのはとてもかわいい


週末に美容院に行き、丸の散髪をした
丸に「お店で髪を切りたい?」と聞いたら「うん」と言ったので社会と触れ合うという意味でも試してみた
丸に「どんなところで髪を切りたいか?」と聞いたら
1、おばあさんはいやだ
2、怖いおじさんはいやだ
3、やさしいところがいい
ということで、保育園から家までの間にある美容院に寄っては、ここでもないああでもないと言って
結局近所のRajaGooに行った
2000円だしな
RajaGooは西武線沿線にあるような気がする
以前、対バンで会った男の子が彼女がRajaGooで働いていると言って何故かその名前をずっと覚えていた
子供用に椅子が車になっているものがあって丸は喜んで座った
髪がどんどん短くなっていくのが厭だったらしく、若い美容師に何度も抵抗を試みていた
丸は家に帰って泣いた
俺は丸を抱きしめた


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父、帰る」というロシアの映画を観た
俺は父子ものが結構好きだ
古くはがんばれ元気の遊園地の父親の死のシーンから
父子関係というのは不器用で直接的なところが俺には逆にロマンティックに思える
この映画は久々によかった
突然帰ってきた父と小旅行に出かける兄弟
そのドライブはあまりにも現実的で切なく唐突である
この映画はベネチアでグランプリを獲ったあとに、主演の長男役の少年が映画のワンシーンを彷彿させる事故死を遂げてしまう
こういうのって不思議だよね宇宙って。