ベンズカフェへ
評価されなかった組のなかではワンダーボーイ君が結構よかった
ルール違反で失格になった今村君は言うまでもない
久々に色々な顔にあった
TASKEにしろ今村君にしろ何かすごいかって言えば「すべて性」だと思う
何分間かの朗読のなかに
自己という存在のすべてを「言語」によって盛り込めるということは
つまり最高の比喩だと思う
それは現代詩手帖に掲載されたりしないかも知れないが
本来、詩表現であったところだ
それは現代という時代が忘れた芸術そのものだとも言える
細分化された社会の中で、全体性を評価できるメディアは実は一つも存在しない
観客はほほえましさや悲しさや楽しさや人生の躍動を数分間で同時に感じる
それはもしかすると、死ぬ間際にみる人生の走馬灯のようなものかも知れない
れっきとして心臓が動いている
生に包括された死をみて安心出来るということは
奇跡的な体験だといえる
TASKEが便所の前で今村君に「いやー今村君には叶いませんよーー!」と言ってたのが笑えた。