wiz4

現場、新宿成子坂
最近持ち場の班長気味に働いている
そういう自分を自慢したい気持ちがある
これは俺の社会に対するコンプレックスだ
適応に対する劣等感
家に帰り飯を食いながらエリに
自分が職場でこういった頑張りをしているということを認めてもらおうとしていることを喋る
愚痴って地下鉄で押されながらでも価値のあることだって言って
げろを吐きながらポリバケツのなかで
蛆虫が蠅に変わるよ
ぼくらは山手線で向かい合い
お互いのnintendouDSのディスプレイをつぶしあいながら
ぼくらには価値がある
ぼくらには価値がある
ぼくらには価値がある
と叫ぶ
そこは感動の嵐
俺たちの黄色い尿
3万4085時間TV
きみと
ぼくは
抱きしめあいながら
毎日ボディブロー